Webアプリ設計の基本とモダンアーキテクチャ
Webアーキテクチャの変遷
Webアプリケーションのアーキテクチャは、サーバーサイドでHTMLを生成する従来のMPA(Multi-Page Application)から、JavaScriptで動的にUIを構築するSPA(Single Page Application)へと進化してきました。さらに近年では、SEOやパフォーマンスを考慮したSSR(Server Side Rendering)やSSG(Static Site Generation)といったレンダリング手法が主流となっています。
レンダリングパターンの選定
要件に応じて最適なレンダリング手法を選ぶ必要があります。
CSR (Client Side Rendering): ブラウザ側でJSを実行して描画。管理画面などSEO不要なアプリ向き。
SSR (Server Side Rendering): リクエストごとにサーバーでHTML生成。動的なデータが多く、SEOも重要なECサイトやメディア向き。
SSG (Static Site Generation): ビルド時にHTMLを生成。更新頻度が低く、高速表示が求められるコーポレートサイトやブログ向き。
ISR (Incremental Static Regeneration): SSGをベースに、一定期間ごとにページを再生成するハイブリッド型。
Next.jsなどのフレームワークを使えば、これらの手法をページごとに使い分けることも可能です。
API設計のベストプラクティス
フロントエンドとバックエンドを疎結合にするため、API設計が重要になります。
RESTful API: リソース指向の標準的な設計。HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETE)を適切に使い分けます。
GraphQL: クライアントが必要なデータを指定して取得できるクエリ言語。オーバーフェッチ(不要なデータの取得)を防ぎ、柔軟な開発が可能です。
パフォーマンス・アクセシビリティ・セキュリティ
機能要件だけでなく、非機能要件への配慮も欠かせません。
Core Web Vitals: LCP, INP, CLSなどの指標を改善し、ユーザー体験を向上させる。
アクセシビリティ: スクリーンリーダー対応やキーボード操作など、誰でも使えるUIを目指す。
セキュリティ: XSSやCSRFなどの脆弱性対策をフレームワークレベルで実施する。
モダンなWeb開発は複雑化していますが、適切なアーキテクチャ選定とツール活用により、高品質なアプリケーションを効率的に構築できます。
Probability 編集部
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